再エネ脱炭素

中部電力ミライズ、スズキにPPA 余剰を本社へ回す

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ひとことで

中部電力ミライズは9月4日、スズキとスズキ自販浜松にオンサイト・オフサイトPPAサービスの提供を始めたと公表した。スズキアリーナ磐田の屋根上に合計パネル出力約82キロワットの太陽光発電設備を設置し、9月1日から発電を開始した。店舗で自家消費し、休業日などに生じる余剰電力はオフサイト型フィジカルPPAでスズキ本社へ供給する。

仕組みは2段構えである。中部電力ミライズは、スズキ自販浜松の店舗であるスズキアリーナ磐田(静岡県磐田市)の屋根上に、店舗の電力需要を上回る発電量となる太陽光発電設備を設置した。合計パネル出力は約82キロワットで、9月1日に発電を始めた。設備の設置・運営は中部電力ミライズのグループ会社であるシーエナジーが担う。

発電した電気はまず店舗で自家消費する。そのうえで、休業日などに生じる余剰電力を、敷地外の設備から電力系統を介して供給するオフサイト型フィジカルPPAの仕組みでスズキ本社(静岡県浜松市)へ送る。年間の発電量は約91千キロワット時を見込み、内訳はスズキが約41千キロワット時、スズキアリーナ磐田が約50千キロワット時である。

この形をとる利点は屋根の使い切りにある。余剰が出ることを気にせずに屋根の設置スペースを最大限使って太陽光を導入でき、スズキ側は自社のサプライチェーンの脱炭素化に使える電気を店舗から調達できる。中部電力ミライズは、遠州地域由来の余剰電力を選んで使うことが地域全体の再エネを増やすことにつながるため、参画企業は再エネの追加性に貢献するとしている。

この取り組みは「遠州脱炭素プロジェクト」の一環である。静岡県の遠州地域に拠点を持つ参画企業が中部電力ミライズとともに、太陽光発電の導入量の最大化と有効活用に取り組むもので、2025年1月31日に開始が公表された。さらに上位の枠組みとして、企業や自治体とともに再エネを増やし有効活用する参加型の「みんなで脱炭素プロジェクト」がある。スズキ自販浜松はスズキの直営販売店である。

関連する解説:コーポレートPPA自己託送

編集:TERA WHAT編集部

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