国際需給

ERCOTの週平均需要が過去最高 74.5ギガワット

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米エネルギー情報局(EIA)は9月3日、テキサス州のほぼ全域を運用する系統運用機関ERCOTの週平均需要が過去最高を更新したと公表した。2026年8月22日までの週の時間別需要は平均74.5ギガワットで、2023年の従来記録70.0ギガワットを6%上回った。ERCOTはテキサス州知事が出した新規データセンター接続のモラトリアムを受け、接続提案の監査を進めている。

記録が続いている。EIAの時間別電力系統モニターによると、ERCOTの時間別需要は2026年8月22日までの週で平均74.5ギガワットとなり、過去最高を記録した。8月29日までの週も73.7ギガワットとこれに迫る水準だった。8月22日までの週の値は、2025年夏のどの週の平均よりも10%高く、2023年に記録した従来の最高値70.0ギガワットを6%上回る。

一時的な山ではない。7月25日までの週から8月29日までの週まで、6週続けて2023年の記録を超えている。EIAは、高温が長く続いたことが電力需要の高止まりにつながったと分析している。ERCOTはテキサス州のほぼ全域を対象とする地域送電機関である。

接続の側では逆の動きが起きている。記録的な需要のなか、ERCOTはテキサス州のグレッグ・アボット知事が最近打ち出した新規データセンター接続のモラトリアムを受けて、データセンターから寄せられている系統接続の提案を監査している。需要が最高を更新している最中に、新たな大口需要の接続を止めて中身を確かめる形になる。

日本でも同じ論点が動いている。米PJMは8月13日、自前の供給力を持たない新規の大口需要を容量オークションの需要計算から除外する枠組みをFERCへ申請した。国内では、日立製作所が9月1日に米Bloom Energyと組み、送電網の増強を待たずに電源を確保できるオンサイト型電源をデータセンター向けに提供すると発表している。増える需要をどこにつなぐか、誰が電源を用意するかという問いが、日米で同時に表面化している。

関連する解説:データセンターの電力需要予備率

編集:TERA WHAT編集部

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