企業の再エネ調達・PPA

企業の再エネ調達でいう「追加性」

企業の調達が、新しい再エネ設備の増加を促す効果を指します。電力制度全般の用語ではなく、コーポレートPPAなど企業の再エネ調達を評価するときに使われる考え方です。

更新日:2026.07.08

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企業の再エネ調達で使う「追加性」

需要家が長期契約などで将来の収入を支えることで、新しい再エネ設備の建設や発電量の増加を促す効果です。既に運転している発電所の環境価値を購入する場合とは、設備の増加への影響が異なります。

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環境省資料での定義

環境省「オフサイトコーポレートPPAについて」(2026年3月更新)は、再エネ発電設備を新たに導入する取組を「追加性」があると位置づけています。同資料は追加性を「新たな再生可能エネルギー設備の増加を促す効果」と説明し、企業が脱炭素社会へ貢献する際のキーワードとしています。

このため、本ページでは追加性を電力制度全般の用語として扱わず、企業の再エネ調達とPPAを評価する文脈に限定して説明します。

出典:環境省「オフサイトコーポレートPPAについて」3ページ

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追加性を示しやすい調達方法

新設電源のPPA需要家が新設設備から電気や環境価値を長期購入し、発電事業者の収入見通しを支えます。
既存設備の増設・更新契約をきっかけにパネル追加や設備更新を行い、再エネ発電量が増える場合です。
新しい設備由来の証書証書を使う場合は、対象電源の運転開始年やトラッキング情報を確認します。
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PPAの類型と追加性

類型電気の受渡し追加性の確認
オンサイトPPA需要家の敷地内で直接利用契約により新設設備を導入したか
オフサイトPPA送配電網を通じて供給対象発電所、契約期間、環境価値の帰属
バーチャルPPA電気は直接受け取らず環境価値や差額を精算新設投資との関係、証書の移転、差金決済
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PPAなら自動的に追加性があるわけではない

対象電源を確認するPPAでも、既存設備の電気を短期間購入する契約では新設投資への影響が限られます。
資金との関係を確認する契約期間と収入が、設備の新設・増設・更新を実現する資金調達につながっているかを見ます。
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契約前に確認する項目

対象設備新設、増設、更新のどれか。運転開始予定日はいつか
契約期間設備投資の収入見通しを支える長さになっているか
環境価値誰が取得し、どの証書を需要家へ移転するか
精算固定価格、市場連動、差金決済の条件
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関連制度と一次資料