ひとことで
中部電力は9月11日、浜岡原子力発電所3・4号機の新規制基準適合性審査で起きた基準地震動策定の不適切事案について、独立した外部専門家による調査委員会から報告書を受領した。報告書の内容は個人情報などを一部非開示にしたうえで後日公表する。
調査委員会は2026年1月5日に設置され、委員はすべて中部電力から独立した外部専門家で構成された。浜岡3・4号機の適合性審査に関する事実関係、原因、再発防止策などを調べてきた。中部電力は同日付で報告書を受け取った。
9月11日の発表文には、報告書が認定した事実、責任の所在、再発防止策の中身は記されていない。中部電力は個人のプライバシーと関係者への影響を考慮して一部を非開示にし、準備ができ次第速やかに公表するとしている。現段階で調査の結論を判断できる一次資料はまだ公開されていない。
基準地震動は、原子力発電所の耐震設計で基準となる揺れである。審査資料の作成過程に問題があれば、審査の前提となるデータと説明の信頼性に関わる。今後は公開版の報告書で、問題が生じた工程と検証範囲、再発防止策が審査へどう反映されるかを確かめる必要がある。
編集:TERA WHAT編集部