電気料金のしくみ

規制料金と自由料金の違い

規制料金は、家庭や小規模店舗向けに経過措置として残る、国の認可を受けた料金です。自由料金は、小売電気事業者が単価や契約条件を設定する料金です。名称に加えて、燃料費調整や解約条件まで比べる必要があります。

更新日:2026.07.25

01

規制料金と自由料金とは

規制料金は、旧一般電気事業者が提供する低圧向けの経過措置料金です。料金表や供給条件を定めた特定小売供給約款は、事業者が申請し、経済産業大臣の認可を受けます。

自由料金は、2016年4月の小売全面自由化後に、小売電気事業者が設定する料金です。地域の大手電力も新電力も提供でき、時間帯別、セット割引、再エネメニューなどを組み合わせられます。

02

料金の決め方が違う

規制料金 事業者が原価などをもとに申請し、国が審査・認可します。事業者が自由に単価や供給条件を変更する料金ではありません。
自由料金 小売電気事業者が単価、割引、契約期間、解約条件などを決め、需要家との契約に基づいて提供します。
03

主な違いを比較

確認項目規制料金自由料金
料金・条件の決定国が認可した約款小売電気事業者との契約
主な対象家庭・小規模店舗などの低圧低圧、高圧、特別高圧
提供者地域の旧一般電気事業者大手電力、新電力など
燃料費調整の上限一般的な経過措置料金には上限がある上限の有無や計算方法は契約による
契約期間・解約金約款で確認プランごとに確認
04

燃料費調整で差が広がることがある

燃料費調整は、原油、LNG、石炭などの価格変動を毎月の料金へ反映する仕組みです。規制料金と自由料金で、基準価格、使用する指標、反映時期、上限の有無が異なる場合があります。

燃料価格が大きく上昇した局面では、上限のある規制料金が自由料金より安くなることがあります。一方、通常時の基本料金や電力量料金、割引を含めると自由料金が安い場合もあり、どちらが常に有利とは限りません。

05

切り替えても電気の品質は変わらない

送配電網は共通 料金プランを変更しても、電気は地域の一般送配電事業者の送配電網を通って届きます。小売事業者によって停電しやすさが変わる仕組みではありません。
契約条件は変わる 請求元、料金計算、支払方法、問い合わせ先、契約期間などはプランによって変わります。切替日と旧契約の解約条件も確認します。
06

料金プランを比べる順番

1. 基本料金契約アンペア、契約容量、最低料金の有無を確認する
2. 電力量料金使用量の段階別単価、時間帯別単価、季節別単価を確認する
3. 調整項目燃料費調整、市場価格調整、上限の有無と計算方法を確認する
4. 割引セット割引、ポイント、キャンペーンの終了後も含めて比べる
5. 契約条件契約期間、解約金、自動更新、支払方法を確認する
07

公式資料と関連解説