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燃料費調整制度とは
燃料費調整制度は、火力発電に使う原油、LNG、石炭の輸入価格と為替の変動を、電力量料金へ毎月反映する仕組みです。燃料価格が基準より上がれば加算、下がれば減算されます。
規制料金では制度の設定が義務づけられています。自由料金でも広く採用されていますが、使う指標、計算式、上限は小売電気事業者とプランによって異なります。
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基準燃料価格と平均燃料価格を比べる
基準燃料価格料金改定時の直近3か月の原油・LNG・石炭価格を、事業者の燃料構成に応じて加重平均した値です。
平均燃料価格料金を計算する月の3〜5か月前に当たる3か月分の貿易統計から、毎月計算します。
燃料費調整単価2つの価格差を、平均燃料価格が1,000円変動した場合の基準単価を使って1kWh当たりへ換算します。
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燃料価格は2か月遅れて料金へ反映
| 確認する時期 | 使うデータ | 料金への反映例 |
|---|---|---|
| 燃料価格 | 3か月分の原油・LNG・石炭の貿易統計 | 12月〜翌2月の平均 |
| 統計公表と計算 | 各月の輸入価格と為替を反映 | 3月以降に単価を公表 |
| 電気料金 | 算定した燃料費調整単価 | 5月分へ反映 |
現在の制度は、3か月平均を毎月ずらして計算します。輸入価格が動いた月と、請求額が変わる月には最短2か月のずれがあります。
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規制料金の上限は基準燃料価格の1.5倍
大手電力の経過措置規制料金では、料金へ反映できる平均燃料価格の上限を基準燃料価格の1.5倍に設定します。燃料価格が上限を超えた分は、自動調整では料金へ加算されません。下限はありません。
自由料金の上限は契約によって異なります。規制料金と同じ上限を使うプラン、上限がないプラン、独自の計算式を使うプランがあるため、料金表と供給条件を確認します。
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市場価格調整とは参照する価格が違う
| 確認項目 | 燃料費調整 | 市場価格調整 |
|---|---|---|
| 主な指標 | 原油・LNG・石炭の輸入価格 | JEPXスポット市場などの卸電力価格 |
| 反映単位 | 3か月平均を毎月反映 | 月平均や時間帯別など契約による |
| 上限 | 規制料金は基準燃料価格の1.5倍 | プランごとの契約条件 |
| 確認資料 | 燃料費調整単価、約款 | 市場価格調整単価、料金算定式 |
市場連動型プランの計算方法は事業者ごとに異なります。燃料費調整と市場価格調整の両方が含まれる場合もあるため、請求書の項目名と料金算定式を確認します。
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請求額は単価と使用量で決まる
燃料費調整額
燃料費調整単価 × その月の使用電力量。単価が同じでも、使用量が多い月は調整額も大きくなります。
電気料金全体
基本料金、電力量料金、燃料費調整額、再エネ賦課金、割引などを合計します。調整額だけではプランの総額を比較できません。
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契約前に見る項目と公式資料
| 計算に使う指標 | 燃料価格、卸市場価格、独自指標のどれを使うか |
|---|---|
| 上限と下限 | 上限の有無、上限値、下限の扱い |
| 反映時期 | どの期間の価格が何月分へ反映されるか |
| 料金全体 | 基本料金、電力量料金、再エネ賦課金、割引を含む総額 |