ひとことで
関西電力は10月15日、福井県若狭町のPLANT-2上中店と小浜市のエディオン小浜本店で、蓄電池を活用したEV充電サービスを開始した。若狭町では最大150kW、小浜市では最大50kWの急速充電に対応し、蓄電池を店舗の電力需要管理にも活用する。
若狭町のPLANT-2上中店には、関西電力とパワーエックスが共同研究の一環として、蓄電池型超急速EV充電システム「Hypercharger Pro」を設置した。設置場所は福井県若狭町脇袋11-12-1の店舗駐車場。充電方式は日本の急速充電規格CHAdeMOで、2台分の充電ポートを備える。充電出力は最大150kWで、2台同時充電の場合は最大120kWとなる。
若狭町の設備には358kWhの蓄電池を組み込む。kWは充電時の電力の大きさ、kWhは蓄電池にためられる電気の量を示す。利用にはスマートフォンの「PowerXアプリ」を使う。
一方、小浜市のエディオン小浜本店には、ダイヘン製の急速EV充電器とニチコン製の定置用蓄電池を設置した。所在地は福井県小浜市府中15-小向20。充電方式はCHAdeMOで、充電ポートは1台分、最大充電出力は50kWとなる。併設する蓄電池の定格出力は50kW、蓄電容量は155.2kWhで、EV充電サービスは関西電力の「カンモビチャージ」アプリから利用できる。
両施設では、EVへの充電に加え、蓄電池から店舗へ電気を供給して電力需要のピークを抑える取り組みを検証する。ピークカットとは、店舗などで電力使用量が多くなる時間帯に蓄電池の電気を使い、電力系統から受け取る電力を抑える仕組みだ。
両施設では、蓄電池を活用した容量市場への参加についても実現可能性を検証する。容量市場は、将来必要になる発電設備などの供給力をあらかじめ確保する仕組み。店舗での電力利用と市場での活用を組み合わせられるかを確かめる。
編集:TERA WHAT編集部