ひとことで
電力広域的運営推進機関(OCCTO)は10月13日、2027年度の容量市場の業務マニュアル6編について意見募集を始めた。費用を出し合う容量拠出金の計算に長期脱炭素電源オークションの要素を加えるなどの手順案で、提出期限は10月26日17時。
容量市場は、将来使える発電設備などの供給力を確保する仕組み。小売電気事業者などが容量拠出金を負担し、供給力を提供する契約を結んだ発電事業者などへ支払う。今回の6編は、2027年度に契約上の義務を果たす方法や、その評価、費用の確認・支払いなどの手順を定める。
OCCTOの補足説明資料12ページでは、容量拠出金の計算に長期脱炭素電源オークションの要素を加え、計算方法を数式で明確にし、年次精算の日程を見直すと説明している。同じ受電地点に通常の容量市場と長期脱炭素の契約が混在する場合の扱いも追記する。
発電所の停止時期の調整がつかない場合の経済的ペナルティは、契約変更を行う方式から、ペナルティに相当する金額を請求する扱いを追記する。第73回容量市場の在り方等に関する検討会での整理を反映するもの。
供給力を提供する事業者には、2027年度の5月上旬にOCCTOが容量市場システムへ登録する評価対象の容量を確認する業務を加える。別の電源へ差し替えた場合の容量も含め、登録内容に誤りがないかを確かめる。
意見募集の対象は、安定電源、変動電源の単独・取りまとめ、発動指令電源の義務対応4編と、ペナルティ・容量確保契約金額対応編、容量拠出金対応編。所定の様式に記入し、電子メールで提出する。最終的なマニュアルは意見募集後に制定・公表する。
編集:TERA WHAT編集部