電力市場 05

長期脱炭素電源オークション

脱炭素電源への新規投資・リプレース・大規模改修を対象に、落札電源へ原則20年間の容量収入を与える入札です。2025年度応札分の約定結果は2026年5月13日に公表され、第4回入札に向けた制度見直しも進んでいます。

更新日:2026.07.03

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長期脱炭素電源オークションとは

脱炭素電源の建設、リプレース、大規模改修には長い投資回収期間が必要です。落札した電源は、各案件の応札価格を基礎とする容量収入を原則20年間受け取ります。約定方式は、落札者ごとに価格が異なるマルチプライス方式です。

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どんな電源が対象になるか

対象や要件は応札年度ごとの募集要綱で決まる
蓄電池・揚水 余った電気をためて必要なときに出す、調整役の設備です。
水力・地熱など 長く使える再エネ電源の新設・改修が対象になります。
原子力の安全対策投資 既存原子力の安全対策への投資も、年度によって対象に含まれます。
水素・アンモニア・CCS 水素・アンモニア混焼や、CO2を回収するCCS付き火力も対象区分にあります。

対象電源、募集量、上限価格、運転開始期限は、応札年度の募集要綱で確認します。

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応札から容量収入まで

案件ごとに応札 事業者が電源の建設・改修計画と価格を提示
長期脱炭素電源オークション 応札価格を基礎にしたマルチプライス方式で約定(落札者ごとに価格が異なる)
容量市場の一部OCCTOが運営
原則20年間の容量収入 運転開始期限・契約容量・リクワイアメントとセットで収入と義務が決まる
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他市場収益の還付

落札電源は、卸電力市場、需給調整市場、非化石価値取引市場でも収益を得ます。制度で定めた算定方法に従い、他市場収益の一部を還付します。検討中の中長期取引市場では、還付を見込んだ売り入札価格をどう扱うかが審議されています。

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通常の容量市場との違い

 長期脱炭素電源オークションメインオークション
目的脱炭素電源への新規投資・大規模改修の促進対象年度の供給力の確保
収入の期間原則20年間対象の実需給年度(単年度)
約定方式マルチプライス方式(案件ごとの応札価格を基礎)シングルプライス方式
対象募集要綱で定める脱炭素電源の投資案件既設を含む幅広い供給力
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2025年度応札分の約定結果

2026年5月13日公表
区分約定容量還付見込みを反映した契約金額
脱炭素電源426.1万kW3,420億円/年
LNG専焼火力303.8万kW810億円/年

契約金額は、応札時点の他市場収益の還付見込みを差し引いた年間総額です。実際の還付額は運転開始後の市場収益により変わります。

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募集要綱と約定結果