容量拠出金とは
容量市場で落札した電源には容量確保契約金が支払われます。その費用を、小売電気事業者・一般送配電事業者・配電事業者などから集めるのが容量拠出金です。需要家の請求書では、容量拠出金という名目を表示しない料金メニューもあります。小売電気事業者の料金原価に含まれます。
お金の流れ
負担する側
小売電気事業者・一般送配電事業者・配電事業者などが容量拠出金を支払う
落札した供給力
容量確保契約金を受け取り、対象年度に供給力を提供する
小売電気事業者は容量拠出金を料金原価として扱います。需要家への請求方法と表示は料金メニューにより異なります。
請求額を決める要素
対象実需給年度
容量確保契約金額と市場退出分などを対象年度ごとに反映し、各月の負担総額を算定します。
小売の需要シェア
小売電気事業者の請求額は、エリアごとの年間ピーク時kWシェアなどを用いて配分します。
月次の算定諸元
OCCTOは負担総額、エリアシェアkW、託送契約電力などの算定諸元を月ごとに公表します。
電気代にはどう影響するか
容量拠出金をOCCTOへ支払うのは小売電気事業者や一般送配電事業者などで、需要家が直接支払う仕組みではありません。ただし小売電気事業者は容量拠出金を料金原価として扱うため、電気料金を通じて間接的に需要家の負担になります。
反映のしかたは事業者ごとに異なります。「容量拠出金相当額」などの名目を分けて表示する料金メニューもあれば、基本料金や電力量料金に含めて個別には表示しない料金メニューもあります。自分の契約でいくら負担しているかを確かめるには、契約している小売電気事業者の料金説明や約款を確認してください。
よくある疑問
再算定で請求額が変わるのはなぜ?
小売電気事業者の負担額は、自社の需要だけでなく、同じエリアの事業者全体の数値を使って配分します。そのため、一部の事業者が算定の基になる数値を修正すると、自社の数値を直していない事業者でも配分額が変わる場合があります。
2026年9月11日のOCCTOの案内では、東北エリアの5月分と中国エリアの4・5月分を再算定し、当初額との差額を7月分と合わせて精算する予定です。差額は増額にも減額にもなります。容量提供事業者への支払い減額などを反映する年度精算とは別の手続きです。
これはOCCTOと小売電気事業者などの間の精算です。家庭や事業所の電気料金が同じ額だけ一律に変わることを意味せず、料金への反映は契約している小売電気事業者の料金メニューや約款によります。
