系統再エネ

リミックスポイント、系統用蓄電池で中計を上方修正 29年3月期171億円

ニュース一覧へ →

ひとことで

リミックスポイントは8月28日、蓄電ソリューション事業について2025年12月公表の中期経営計画の目標を上方修正したと開示した。2029年3月期の売上高を171.2億円(当初目標比52.7%増)、営業利益を44.7億円(同43.7%増)とする。系統用蓄電所は自社保有10か所に達し、うち6か所が受電を開始、3か所が需給調整市場へ参入している。

2028年3月期の目標も引き上げる。売上高を92.3億円から126.3億円へ、営業利益を19.3億円から32.4億円へ変更した。低圧・高圧の系統用蓄電池の販売・自社保有計画を反映した事業計画に基づくもので、当初計画は2025年12月1日公表の中期経営計画に基づいている。

上方修正を支える要因として同社は3つを挙げた。第一に低圧系統用蓄電池を新たな成長の柱に据えることで、「1,000件超の申請案件を背景に、案件数と収益規模の拡大を見込みます」とした。第二に販路、EMS制御、市場運用の3機能を提携で強化すること。第三に販売による売上・粗利の成長と、自社保有による継続的な市場運用収益を組み合わせることである。

収益モデルの転換も掲げる。機器販売によるフロー収益に、EMS・O&Mのストック収益と市場運用収益を重ねる多層構造へ移行するとし、「単一市場依存の脆弱性を下げていきます」と説明した。系統用蓄電池は卸電力、需給調整、容量の3つの市場で異なる価値を持つため、どこか一つの市場の価格変動に収益が左右されやすい。

機能の強化は業務提携で進める。光通信、ナピル、REXEVの3社との提携により、販路・EMS制御・市場運用を補い、「売る・制御する・運用する」を一体化して継続的な収益機会の拡大を目指すとしている。同社の開示は適時開示情報閲覧サービス(TDnet)を通じて8月28日に公表された。

関連する解説:系統用蓄電池の収益構造需給調整市場

編集:TERA WHAT編集部

背景を確認する

制度・用語一覧へ
ニュース一覧へ