ひとことで
環境省は8月25日、つがるオフショアエナジー合同会社の津軽洋上風力発電事業の環境影響評価準備書に対する環境大臣意見を経済産業大臣へ提出した。青森県つがる市と西津軽郡鰺ヶ沢町の沖合に単機出力15,000kW級を41基、合計615,000kWを設置する計画で、対象事業実施区域の面積は約7,632.8ヘクタールに及ぶ。
環境大臣意見は3点を求めた。第一に、事業による環境影響を適切に把握できるよう「洋上風力発電所の環境影響に係るモニタリングガイドライン」に示された7項目について、事後調査の具体的な計画を策定し評価書へ記載したうえで適切に実施すること。第二に、モノパイル打設工事に伴う騒音と施設稼働に伴う騒音の影響が懸念されることから、地方公共団体や地域住民等の関係者と協議を行う等の配慮をすること。
第三が鳥類である。「オジロワシ等の猛禽類及びオオセグロカモメ等の海鳥の飛翔やガン類等の渡りが確認されており、バードストライク等の影響が懸念されることから、事後調査に係る具体的な計画について、最新の知見、専門家等を踏まえ、鳥類への影響を適切に把握できるよう更に検討すること」と求めた。
環境影響評価法と電気事業法は出力5万kW以上の風力発電所の設置・変更工事を第一種事業とし、経済産業大臣は事業者から提出された準備書の審査にあたって環境大臣の意見を聴かなければならない。今後、事業者は環境大臣意見と関係地方公共団体の長の意見を受けた経済産業大臣勧告等を踏まえ、評価書の作成等の手続きへ進む。
手続きは長期に及んでいる。配慮書の公表は2018年2月1日から3月5日(住民意見17件)で、方法書は同年8月10日から9月17日に縦覧(36件)した後、2024年12月27日から2025年2月7日にかけて再手続きを行っている(8件)。準備書の縦覧は2026年2月10日から3月12日で住民意見は5件、青森県知事意見は2026年8月6日に提出された。
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編集:TERA WHAT編集部