一般送配電事業者が周波数維持などに必要な調整力を調達する市場
需給調整市場は、一般送配電事業者が、周波数維持や需給バランス維持に必要な調整力を調達する市場です。発電機、蓄電池、DRなどが調整力として参加することがあります。
ここで扱う価値は、電力量そのものではなく、必要なときに出力を上げ下げできる能力です。制度資料ではΔkWという単位で説明されることがあります。
ΔkWは、実需給時に供給力や需要を変化させられる幅を表します。スポット市場のkWh取引とは異なり、系統運用に必要な余力や応答力を確保するための価値です。
需給調整市場の商品は、一次調整力、二次調整力、三次調整力などに分かれます。応動時間や継続時間などが異なるため、どの商品を指しているかで制度上の意味が変わります。
2026年3月13日取引分から、需給調整市場の全商品が前日取引へ移行しています。2026年7月1日実施予定の取引規程類改定でも、一次、二次、三次調整力や複合約定などの規程更新が示されています。