ひとことで
電力広域的運営推進機関(OCCTO)は8月21日、第15回計画評価及び検証小委員会をWebで開き、北海道本州間連系設備(日本海ルート)に係る広域系統整備計画の予備評価など4件を議論した。予備評価の対象は工事費と運転維持費。佐久間東幹線の工期遅延、中部関西間連系線の工事内容、東北東京間連系線の工事費増額の中間検証も取り上げた。会合は「機微な内容が含まれる」として非公開で開かれた。
会合は21日18時から20時30分まで開いた。議事次第によると、資料1-1「北海道本州間連系設備(日本海ルート)に係る予備評価〜工事費・運転維持費〜」と資料1-2で、日本海ルートの費用面を評価した。
日本海ルートは、北海道と東北、東北と東京の連系容量をそれぞれ200万kW増やす計画で、基本要件と受益者の範囲は2024年4月に決定している。OCCTOは2025年12月24日に実施案の提出期限を延長すると公表し、「本プロジェクトが本邦で前例のない規模のプロジェクトファイナンス案件であること等により、複数の課題が顕在化し、その対応策の検討に時間を要しております」と説明していた。予備評価は2026年2月17日の第9回小委員会でも概要が示されており、今回はその費用面を扱う。
佐久間東幹線については、資料2-1で事務局の確認結果を、資料2-2「佐久間東幹線(山線)他工事における工程遅延影響について」で電源開発NWの説明を扱った。中部関西間連系線は資料3で工事内容(工事費・工期)の確認、東北東京間連系線は資料4で工事費増額の中間検証を行った。
計画評価及び検証小委員会は広域系統整備委員会の下部組織で、整備計画の工事費と工期を評価・検証する。今回は4件のうち3件が工事費または工期に関する議題で、送電投資のコストと工程の管理が同時に検証の対象になった。
非公開開催のため、公表されている配布資料は議事次第と委員名簿のみ。評価・検証の結果は今後、広域系統整備委員会などを通じて示される見通しである。
編集:TERA WHAT編集部