ひとことで
米エネルギー省(DOE)は8月21日、ペンシルベニア州のエディストン発電所3・4号機について、運転可能な状態を維持するようPJMインターコネクションに命じる緊急命令を出した。クリス・ライト・エネルギー長官が発出し、コンステレーション・エナジーと連携して対応する。命令の効力は8月23日から11月20日まで。両ユニットはもともと2025年5月31日に閉鎖される予定だった。
命令はPJMに対し、両ユニットを運転可能な状態に保つとともに、費用を最小限に抑えるため経済負荷配分(economic dispatch)を用いることを求めている。
ライト長官は「最も必要なときに実力を発揮する電源が、最も価値のある電源だ」と述べた。その上で「最近の大西洋岸中部の熱波の間、石炭、天然ガス、原子力が照明とエアコンを動かし続けた」とし、「風が吹いているか太陽が照っているかにかかわらず」需要のピーク時に重要な電源を使える状態に保つと説明した。
DOEは、資源適正性報告書(Resource Adequacy Report)で、信頼できる電源を停止し続けた場合に2030年の停電が100倍に増える可能性があると指摘している。
大西洋岸中部を巡っては、DOEが8月19日にも13州とコロンビア特別区を対象とする緊急命令を出したばかり。8月14日には中西部の石炭火力について運転継続を指示しており、閉鎖が予定されていた電源を命令で残す対応が続いている。
編集:TERA WHAT編集部