電力市場 03

メインオークション

4年後の日本に必要な供給力(発電できる力=kW価値)を、前もって確保するための入札です。「必要なときに発電できる力」を取引し、落札した電源は容量収入を受け取るかわりに、実需給年度に供給力としての義務を負います。

更新日:2026.07.03

01

メインオークションとは

原則として実需給年度の4年前に実施され、発電所、蓄電池、DR(需要を減らす対応)が供給力として応札します。需要曲線と供給曲線の交点で約定量と単一の約定価格を決めるシングルプライス方式です。

02

供給力を4年前に確保する理由

将来の供給力不足を防ぐ 電気が足りなくなってからでは発電所は間に合いません。4年前に必要な供給力を確保しておくことで、将来の不足を防ぎます。
電源を維持する収入 発電所は動かなくても維持費がかかります。kWhの売電収入だけに頼らず、供給力そのものに対価(容量収入)を払うことで、電源の維持・投資を支えます。
4年前に行う理由 発電所の維持や休止からの復帰、新しい供給力の準備には時間がかかります。準備期間を見込んで、早めに確保します。
実需給年度の義務 落札した電源は容量収入を受け取り、対象年度に供給力を提供するリクワイアメントを負います。
03

応札から容量確保契約まで

供給力が応札 発電所・蓄電池・DRなどが「これだけの供給力を出せます」と入札
メインオークション 実需給年度の4年前に実施。募集量と需要見通しにもとづいて約定(OCCTOが運営)
取引対象はkW価値年1回
容量確保契約 落札電源は容量収入を受け取るかわりに、計画停止の調整や実需給時の対応などの義務(リクワイアメント)を負う

確保した供給力の費用は、容量拠出金として小売電気事業者・一般送配電事業者などが負担

04

kWhを売買する市場との違い

 メインオークションスポット市場など(kWhの市場)
取引するもの供給力(kW価値)=必要なときに発電できる力電力量(kWh)=実際に受け渡す電気
タイミング実需給年度の4年前受渡しの前日〜直前
売り手が得るもの容量収入(+リクワイアメントの義務)売電収入
費用の負担容量拠出金(小売電気事業者・一般送配電事業者など)電気の調達費として小売電気事業者が負担
05

対象実需給年度2029年度の契約結果

2026年4月23日公表
対象年度 入札の実施年度と、供給力を提供する実需給年度は異なります。2029年度向けの契約結果は2026年4月23日に公表されました。
約定容量 OCCTOの公表資料には、エリア別・電源区分別の約定容量が掲載されています。
約定価格 1kWあたりの価格。エリアによって価格が分かれる年度もあります。
拠出金への影響 約定総額は容量拠出金として小売料金などに反映されるため、最終的な電気料金への影響を左右します。
06

OCCTOの募集・契約資料