ひとことで
東京電力パワーグリッドは、公開していた系統情報約7万カ所のうち6552カ所に誤記があり、事前相談1692件と接続検討1074件の回答にも誤りがあったと経済産業省へ報告した。
| 対象 | 件数 | 主な項目 |
|---|---|---|
| 公開した系統情報 | 6552カ所 | 設備位置、空容量、運用容量、予想潮流など |
| 事前相談の回答書 | 1692件 | 混雑設備、連系制限、最大受電電力など |
| 接続検討の回答書 | 1074件 | 出力制御に影響する設備名、潮流実績など |
発端は2026年1月、千葉エリアの設備名に関する事業者からの問い合わせだった。東京電力PGは2月2日までに全エリアの該当情報の公開を止め、全数調査と修正を実施。6月2日に公開を再開している。
公開用と系統解析用のデータが分離
原因には、初期データ確認の時間・人員不足、手順と責任分担の不明確さ、担当者のシステム理解に依存する運用、公開用と系統解析用のデータが分かれた管理構造、教育と相談体制の不足を挙げた。
2026年8月末までに課題の相談・報告を改善へつなげる運用を整え、9月末までに業務を標準化する。2027年1月末までにマニュアルと操作手順書、2月末までに研修、3月末までにシステムの初回改良を行う計画だ。
発電所や蓄電池の系統接続では、公開情報や接続検討の回答が投資判断の前提になる。6月に報告徴収を受けた時点の内容はこちらの記事で確認できる。
編集:TERA WHAT編集部