電気新聞によると、電力広域的運営推進機関(OCCTO)は、容量市場のメインオークションで調達する供給力を増やす方針だ。従来は最大3日平均電力(H3)需要の2%分を調達量から削減し、追加オークションに回していた。
しかし足元では供給力不足が見込まれ、メインオークションで落札しなかった電源の休廃止も懸念されている。このため、メインオークションで全量を調達し、発動指令電源の応札容量上限も引き上げる方向とされる。
容量市場は、将来必要になる供給力を前もって確保する制度だ。追加オークションに一定量を残す設計には柔軟性がある一方、未落札電源が撤退してしまえば、将来の供給力確保がかえって難しくなる。
メインオークションで全量調達へ寄せる案は、未落札電源の休廃止を抑え、将来の供給力を市場内に残すための制度調整だ。追加オークションに回す余地を小さくする分、需要想定や発動指令電源の扱いをより慎重に決める必要がある。