ひとことで
INPEXは10月16日、豪州のボナパルトCCS事業に対し、連邦政府が温室効果ガスの貯留層を特定する宣言を出したと発表した。沖合の帯水層を対象とする宣言は同国初という。許認可と商業契約を前提に、2030年代初頭のCO₂圧入を予定する。
CCSは、二酸化炭素(CO₂)を回収して地下に貯留する仕組み。事業は北部準州ダーウィンの沖合約260キロメートルにあるG-7-AP鉱区を対象とし、INPEX、TotalEnergies、Woodsideの共同事業体が2022年から評価を進めている。
今回の貯留層特定宣言は、評価してきた地層へ温室効果ガスを圧入・貯留する技術的な実現可能性が確認されたことを示す。開発に向けた概念設計は2025年4月に始まっており、今後も技術・環境・規制・商業面の手続きを進める。
主要顧客としてイクシスLNG事業の共同事業体を見込む。INPEXは、同LNG事業から出るCO₂の約40%を削減する潜在性があると説明する。これは将来の削減可能性であり、圧入開始時期は必要な許認可と契約の成立を条件としている。
編集:TERA WHAT編集部