原子力制度

日本原燃、埋設施設の線量評価に計算の誤り 基準線量は下回る

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日本原燃は9月10日の第593回審査会合で、濃縮・埋設事業所の廃棄物埋設事業に関し、2021年7月21日に許可を受けた申請で使った線量評価モデルに計算結果の誤りがあったと説明した。人為事象シナリオの線量は約4.2×10のマイナス2乗から約4.3×10のマイナス2乗ミリシーベルト毎年に変わるが、基準線量の1ミリシーベルト毎年を下回る見通しは変わらないとした。

きっかけは最新の規制要求との比較だった。第二種廃棄物埋設の廃棄物埋設地に関する審査ガイド(2021年9月29日、最終改正2022年4月20日)に基づく解析モデルと、申請に使ったモデルの計算結果を比べていたところ、本来同じ値が得られるはずの人為事象シナリオの結果に差があることを2026年5月19日に確認した。6月4日の調査で誤りを特定した。

誤りは出力の設定にあった。「沢水を利用して生産される灌漑農産物の摂取による内部被ばく」の計算結果を出すべき箇所で、「尾駮沼を利用した経路の計算結果」を出力していた。日本原燃は、それ以外の計算に使うファイルの出力設定が正しいことも確認したとしている。

当該経路が線量の合計に占める割合は小さい。沢水利用の経路の結果を使った評価に見直しても、人為事象シナリオの基準線量である1ミリシーベルト毎年を下回る見通しに変更はない。日本原燃は事業変更許可申請書の該当箇所を修正する。同じ会合では、1号廃棄物埋設施設の覆土終了予定時期の記載の考え方や、放射能量の片寄りを考慮した評価の扱いも議論された。

関連する解説:低レベル放射性廃棄物

編集:TERA WHAT編集部

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