原子力制度

高浜の低レベル放射性廃棄物を輸送 ドラム缶1,600本

ニュース一覧へ →

ひとことで

関西電力は9月4日、高浜発電所の低レベル放射性廃棄物を青森県六ヶ所村の日本原燃低レベル放射性廃棄物埋設センターへ輸送すると公表した。専用運搬船「青栄丸」が9月5日に高浜発電所へ入港し、積込み作業を終えて9月12日に出港する予定である。輸送するのは専用コンテナ200個で、中身は充填固化体のドラム缶1,600本である。

輸送は専用船で行われる。低レベル放射性廃棄物専用運搬船の「青栄丸」が9月5日に高浜発電所へ入港し、積込み作業の完了後、9月12日に出港する予定である。気象状況等で日程が変わった場合は、実績を同社のホームページで知らせるとしている。

運ぶのは充填固化体である。定期検査時などの工事にともなって発生した金属類やプラスチック、フィルタ類などの固体状の低レベル放射性廃棄物を、種類ごとに分別したうえで必要に応じて切断・圧縮・溶融処理してドラム缶に収納し、セメント系充填材で固めたものを指す。今回は専用コンテナ200個に、この充填固化体のドラム缶1,600本を積む。濃縮廃液等をセメントやアスファルトで固めた均質固化体は今回の輸送に含まれない。

輸送容器は専用コンテナで、長さ約3.2メートル、幅約1.6メートル、高さ約1.1メートル、空重量約1.2トン、最大総重量約9.2トンの炭素鋼製である。200リットルドラム缶を8本収納できる。青栄丸は全長約100メートル、幅約16.5メートル、深さ約8メートル、総トン数約4,500トンで、一度にドラム缶約3,400本(専用コンテナ約430個)を運べる。

船には3つの安全対策がある。航海用レーダー2台に加え、水深を自動で測るシステムと衝突事故を未然に防ぐシステムを備える。船体の底面と側面は二重構造で、座礁や衝突に強い設計である。船倉は厚い鋼板とコンクリートで囲み、放射線を遮へいする。

関連する解説:核燃料サイクル原子力発電所の稼働状況

編集:TERA WHAT編集部

背景を確認する

制度・用語一覧へ