ひとことで
日本卸電力取引所(JEPX)の非化石価値取引市場で、2026年度の第1回オークションの結果が出そろった。非FIT再エネ指定は8月28日に1kWhあたり1.21円、非FIT再エネ指定なしは8月27日に1.20円で約定した。いずれも買い入札総量が売り入札総量を大きく上回り、再エネ指定では売り19億8,166万kWhに対し買いは122億6,011万kWhだった。
非FIT再エネ指定は8月28日に約定し、約定量は11億4,250万4,198kWh、約定価格は1kWhあたり1.21円だった。入札した会員は47社、約定した会員は23社である。売り入札総量は19億8,166万1,673kWh、買い入札総量は122億6,011万2,693kWhで、買いが売りの約6.2倍にあたる。
非FIT再エネ指定なしは8月27日に約定し、約定量は1億1,483万318kWh、約定価格は1.20円である。入札会員は26社、約定会員は9社。売り入札総量が1億9,909万5,989kWhだったのに対し、買い入札総量は111億5,154万3,523kWhと約56倍に達した。売り札の量が限られるなかで買いが集中した形である。
FIT証書は8月31日に約定した。約定量は231億1,600万5,449kWhで、非FITの2つを合わせた量を大きく上回る。約定価格は0.40円、約定最高価格は4.00円、約定最安価格は0.40円だった。入札会員は285社、約定会員も285社で、入札した会員がすべて約定している。売り入札総量は324億1,229万2,304kWhで、買い入札総量の231億1,600万5,449kWhを上回った。
FITと非FITで需給の向きが逆になっている。FITは売りが買いを上回って価格が下限の0.40円で並ぶ一方、非FITは買いが売りを大きく超えて1.2円台となった。再生可能エネルギーの環境価値を求める需要家が、FIT電源由来ではない証書へ向かっていることがうかがえる。
編集:TERA WHAT編集部