ひとことで
北海道電力は8月28日、経済産業省の令和8年度洋上風力発電人材育成事業費補助金に採択されたと公表した。北海道檜山郡江差町の職業訓練施設内にGWO認証のトレーニング施設を整備し、2027年度からトレーニングメニューの提供を始める。あわせて上ノ国高等学校での学校設定科目の創設に向けたカリキュラム検討にも着手した。
トレーニングセンターは、道内の洋上風力発電事業の進展に伴う保守技術者の需要の高まりを見据えたもので、設備保守に必要なGWO認証を取得できる北海道初の施設となる。江差町の職業訓練施設「まなびっく」(一般社団法人檜山地域人材開発センターの愛称、1984年開校の道立江差高等職業訓練校が前身)の施設内に整備し、補助金を活用して設計・施工を順次進める。一般の人も広く利用できる形にする。
海上での訓練施設も準備が始まる。株式会社大歩が所有する函館市内のプールを活用した海上トレーニングセンターの設置に関する基本設計に着手した。開業時期は現時点で2029年度を予定している。GWO認証は、風力発電産業で働く作業員が国際的に認められた安全基準に基づく訓練を受けていることを証明するための認証である。
教育面では上ノ国高等学校で洋上風力発電関連の学校設定科目を作る。2028年度からの導入を目標に、2026年度はカリキュラムの基本設計と副読本の構成案作成を進め、同校の教員や外部専門家による試行授業も実施する。作成したカリキュラムのうち汎用可能なものは共通コンテンツとして整備し、道内の他地域でも使えるようにする方針である。
北海道電力は道南地域の洋上風力の早期実現へ向けた基盤整備を目的に、新会社「道南洋上風力プラットフォームズ株式会社」を2026年7月に設立している。上ノ国町では小学校でのSDGs出前授業、中学生向けの出前授業や施設見学会も計画しており、北海道大学や北洋銀行と協力して大学生向けの人材育成カリキュラムの新設も検討している。
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編集:TERA WHAT編集部