国際系統

米PJM、5カ年戦略を公表 「信頼度が北極星」と4つの優先事項

ニュース一覧へ →

ひとことで

米国最大の系統運用機関PJMインターコネクションは8月19日、新たな5カ年戦略「Shaping a Powerful Change: PJM Five-Year Strategy」を公表した。加速する需要増、逼迫した供給力、急速に変化する業界環境に対応するため、信頼度への取り組みを再確認し、4つの優先事項を示した。

戦略はPJMの役割について「PJMはFERCの認可を受けたRTOとして公共の利益に資する、使命に基づく組織である。優先順位は明確で、信頼度が我々の北極星だ」と記した。信頼度の確保には十分な電源が必要だとして、供給力の充足に向けて主体的に主導する方針を示している。

アフタブ・カーン最高戦略責任者は会員委員会で戦略を説明し、「我々の戦略は、目の前の課題に対応するために必要な行動について、PJMと関係者の足並みをそろえるものだ。信頼度を支える電源を確実に持つことは公共の利益であり、それにはPJM、州、電力会社、発電事業者、需要家を含む連携が求められる」と述べた。

4つの優先事項のうち、系統運用では、複雑化するシステムに向けた運用の近代化と、AI・自動化の活用を含む次世代の制御室技術の導入を挙げる。市場面では、供給力の充足に関わる関係者の整合を図り、州や会員と協調して市場改革を進めるとした。小売料金は設定しないとしつつ、「自らの管理下にあるコストについては透明性を保ち、説明責任を果たす」として費用面にも言及している。

編集:TERA WHAT編集部

背景を確認する

制度・用語一覧へ
ニュース一覧へ