東京ガスは6月17日、PXPと共同で進める「幅広い産業屋根および壁面に設置可能な次世代型太陽電池の実用化に向けた開発」が、神奈川県の2026年度カーボンニュートラル研究開発プロジェクト推進事業に採択されたと発表した。東京ガスとPXPの共同案件は、同事業で2年連続の採択となる。
今年度は、太陽電池の導入余地が大きい壁面への設置を主なテーマにする。東京ガスが太陽光PPAサービス「ヒナタオソーラー」で培った接着施工のノウハウと、PXPが開発するカルコパイライト太陽電池を組み合わせ、実環境下で壁面に直接接着する設置手法を検証する。
第7次エネルギー基本計画では、2040年に約20GWの次世代型太陽電池導入を目指すとされている。耐荷重の低い屋根や壁面まで設置対象が広がれば、工場や物流施設、商業施設の再エネ導入余地が大きくなる。
壁面設置は、素材や表面状態が建物ごとに異なり、耐風性や長期耐久性の確認も欠かせない。PPA事業者が施工方法まで含めて技術を磨く動きは、次世代太陽電池を量産後の実装段階へ近づける。