電力広域的運営推進機関(OCCTO)は6月16日に更新した第118回調整力及び需給バランス評価等に関する委員会資料で、2026年度夏季の電力需給見通しを示した。資料は5月14日の委員会で扱われたものだ。
電力需給検証報告書案では、2026年度夏季の厳気象H1需要を想定しても、期間を通じて各エリアで予備率3%以上を確保できる見通しとした。3月16日時点から判明した発電機作業のトラブル停止や、東京エリアのkW公募落札量97.6万kWも反映している。
最小予備率時でも、東京エリアは8月前半に3.5%、8月後半に3.7%、9月に4.2%を見込む。中部、北陸、関西なども9月は4.2%となり、余裕は大きくないが最低限の基準は満たす形だ。
夏の需給は、発電所トラブル、猛暑、夕方の太陽光低下が重なると短時間で厳しくなる。予備率3%以上の見通しは安心材料だが、kW公募や発動指令電源、火力の計画外停止管理まで含めた運用が引き続き重要になる。