電力広域的運営推進機関は6月12日、2026年度夏季の電力需給モニタリングとして、発電用LNGと石油の在庫を発電電力量に換算して確認するkWhモニタリングを開始した。夏季の燃料在庫を2か月先まで見通し、2週間ごとの金曜日に公表する。
初回の対象期間は6月27日から8月13日まで。OCCTOは、2か月先までの燃料調達と消費のバランスを踏まえた試算の結果、現時点では燃料在庫の観点からひっ迫のおそれがないことを確認したとした。
厳気象ベースで需要が推移した場合でも、対象期間で少なくとも9,707百万kWhのkWh余力を確保できる見込みだ。参考として、100万kWの電源停止が30日続いた場合、kWh余力への影響は約720百万kWhと示されている。
広域予備率は短時間の供給力余力を見る指標だが、kWhモニタリングは燃料をどれだけ持続的に使えるかを見る。中東情勢やLNG調達の不確実性が残る中で、夏の安定供給を判断するには、設備容量と燃料在庫を分けて確認する必要がある。