電力のことば

テラワット(TW)とは

テラワット(TW)は、1兆ワット、つまり10億キロワット(kW)にあたる電力の単位です。日本の電力の資料では「万kW」や「億kWh」がよく使われるため、TWやGWを見たときは桁を置き換えて読むと比べやすくなります。

更新日:2026.07.26

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テラワットは何キロワットか

1テラワット(1TW)は1兆ワットです。ほかの単位に直すと、1,000ギガワット(GW)、100万メガワット(MW)、10億キロワット(kW)にあたります。ワットは電気を「今どれだけ使っているか」を表す単位で、テラは1兆倍を意味する接頭辞です。キロが1,000倍、メガが100万倍、ギガが10億倍と、1,000倍ずつ大きくなります。

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W・kW・MW・GW・TWの換算表

単位読み方ワット換算キロワット換算
Wワット1 W0.001 kW
kWキロワット1,000 W1 kW
MWメガワット100万 W1,000 kW
GWギガワット10億 W100万 kW
TWテラワット1兆 W10億 kW
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kW(電力)とkWh(電力量)の違い

kW=そのときの大きさ ある瞬間にどれだけ電気を使っているか、発電しているかを表します。発電所の規模や最大需要は kW(万kW)で示されます。
kWh=積み上げた量 その大きさが何時間続いたかを掛けた合計です。年間の発電電力量や電気料金の使用量は kWh(億kWh)で示されます。

同じ「テラ」でも、TWは電力(大きさ)、TWh(テラワットアワー)は電力量(合計)を指します。海外の統計で年間の発電量が TWh で書かれていることが多いのは、億kWhでは桁が大きくなりすぎるためです。1TWh は10億kWh にあたります。

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日本の「万kW」「億kWh」との読み替え

日本の表記国際的な表記使われる場面
100万 kW1 GW大規模な発電所や電源開発の規模
1,000万 kW10 GWエリア全体の供給力や需要の規模
10億 kW1 TW世界全体の発電設備容量など
1億 kWh0.1 TWh月間・年間の発電電力量
10億 kWh1 TWh年間の発電電力量、国別の統計

実際の資料で確かめてみます。ほくでんネットワークが2026年3月に届け出た供給計画では、北海道エリアの2026年度の最大電力を506万kW、年間の需要電力量を279億kWhと想定しています。これを置き換えると、最大電力は約5.1GW、年間需要は約27.9TWhです(関連記事)。

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よくある疑問

1テラワットはどのくらいの規模ですか? 10億kW、つまり100万kW級の大規模な発電所1,000基分に相当する大きさです。一つの国の電力需要より、世界全体の設備容量を語るときに使われる単位です。
テラワットとテラワットアワーは違いますか? 違います。TWは「そのときの電力の大きさ」、TWhは「一定期間に使った電力量の合計」です。年間の発電量はTWhで表します。
なぜ日本では万kWを使うのですか? 日本語の数の数え方が万・億の4桁区切りだからです。国際的な資料はMW・GW・TWの3桁区切りで書かれるため、比べるときは換算表で読み替えます。
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単位を確認できる公表資料