01
テラワットは何キロワットか
1テラワット(1TW)は1兆ワットです。ほかの単位に直すと、1,000ギガワット(GW)、100万メガワット(MW)、10億キロワット(kW)にあたります。ワットは電気を「今どれだけ使っているか」を表す単位で、テラは1兆倍を意味する接頭辞です。キロが1,000倍、メガが100万倍、ギガが10億倍と、1,000倍ずつ大きくなります。
02
W・kW・MW・GW・TWの換算表
| 単位 | 読み方 | ワット換算 | キロワット換算 |
|---|---|---|---|
| W | ワット | 1 W | 0.001 kW |
| kW | キロワット | 1,000 W | 1 kW |
| MW | メガワット | 100万 W | 1,000 kW |
| GW | ギガワット | 10億 W | 100万 kW |
| TW | テラワット | 1兆 W | 10億 kW |
03
kW(電力)とkWh(電力量)の違い
kW=そのときの大きさ
ある瞬間にどれだけ電気を使っているか、発電しているかを表します。発電所の規模や最大需要は kW(万kW)で示されます。
kWh=積み上げた量
その大きさが何時間続いたかを掛けた合計です。年間の発電電力量や電気料金の使用量は kWh(億kWh)で示されます。
同じ「テラ」でも、TWは電力(大きさ)、TWh(テラワットアワー)は電力量(合計)を指します。海外の統計で年間の発電量が TWh で書かれていることが多いのは、億kWhでは桁が大きくなりすぎるためです。1TWh は10億kWh にあたります。
04
日本の「万kW」「億kWh」との読み替え
| 日本の表記 | 国際的な表記 | 使われる場面 |
|---|---|---|
| 100万 kW | 1 GW | 大規模な発電所や電源開発の規模 |
| 1,000万 kW | 10 GW | エリア全体の供給力や需要の規模 |
| 10億 kW | 1 TW | 世界全体の発電設備容量など |
| 1億 kWh | 0.1 TWh | 月間・年間の発電電力量 |
| 10億 kWh | 1 TWh | 年間の発電電力量、国別の統計 |
実際の資料で確かめてみます。ほくでんネットワークが2026年3月に届け出た供給計画では、北海道エリアの2026年度の最大電力を506万kW、年間の需要電力量を279億kWhと想定しています。これを置き換えると、最大電力は約5.1GW、年間需要は約27.9TWhです(関連記事)。
05
よくある疑問
1テラワットはどのくらいの規模ですか?
10億kW、つまり100万kW級の大規模な発電所1,000基分に相当する大きさです。一つの国の電力需要より、世界全体の設備容量を語るときに使われる単位です。
テラワットとテラワットアワーは違いますか?
違います。TWは「そのときの電力の大きさ」、TWhは「一定期間に使った電力量の合計」です。年間の発電量はTWhで表します。
なぜ日本では万kWを使うのですか?
日本語の数の数え方が万・億の4桁区切りだからです。国際的な資料はMW・GW・TWの3桁区切りで書かれるため、比べるときは換算表で読み替えます。
06