市場のしくみ

電力調達のヘッジ

相対契約、先渡市場、電力先物などを組み合わせ、将来の調達価格が大きく変動するリスクを抑える方法です。価格に加えて、数量、エリア、時間帯を実際の需要に合わせる必要があります。

更新日:2026.07.22

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電力調達のヘッジとは

将来必要になる電気の全部または一部について、価格や取引条件を前もって決めます。卸価格が急騰しても小売料金や事業収支が大きく崩れないよう、調達価格の変動幅を抑えることが目的です。

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なぜ必要か

卸価格の変動気温、燃料価格、発電所停止、系統制約によってスポット価格は変動します。
販売価格とのずれ需要家への販売価格を固定していると、調達価格だけが上昇したときに収支が悪化します。
予算の見通し価格の一部を先に固定すると、調達予算や料金メニューを設計しやすくなります。
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相対・先渡・先物の違い

手法受け渡すもの条件の決め方主な確認点
相対契約現物の電気売り手と買い手が個別に合意契約相手の信用、数量・形状、解約条件
JEPX先渡市場現物の電気週間・月間・年間などの標準商品約定量、受渡期間、流動性
電力先物原則として差額のお金取引所の標準商品証拠金、参照価格、現物との価格差
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組み合わせて使う

相対契約需要の基礎部分を現物で確保し、個別の条件を決める
先渡・先物標準化された期間・時間帯の商品で、価格変動を追加で抑える
現物差金決済
スポット市場実際の需要との差分を前日市場などで調整する

一つの手法ですべてを固定せず、需要予測と契約条件に合わせて比率を決めます

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ヘッジしても残るリスク

数量リスク実需要が想定より少ないと、必要量を超えて固定するオーバーヘッジになります。
形状リスク24時間一定の商品では、朝夕のピークなど需要の時間帯別変動を完全には合わせられません。
ベーシスリスク先物の参照価格と、実際に調達するエリア・時間帯の価格が同じ動きをしない場合があります。
信用・資金リスク相対契約の相手方信用や、先物の証拠金・追加資金を管理する必要があります。
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実務で確認すること