ひとことで
東京ガスは11月4日、家庭用の「蓄電池ネットワークサービス」を11月に拡充し、同社の遠隔制御で蓄電池から電力系統へ送った電気を、最大70円/kWhで買い取る仕組みを始めると発表した。買い取り単価は制御の目的によって分かれ、対象の機種や契約条件がある。
どの電気を、いくらで買い取るか
kWh(キロワット時)は電気の量を表す単位で、1kWhは1,000ワットの機器を1時間使う電気の量に当たる。今回の買い取りは、家庭の蓄電池にためた電気を、東京ガスの指示で電力系統へ送り出す場合が対象となる。
当日の電力需給や容量市場の発動指令などに応じた「当日制御」は70円/kWh。前日までの電力市場価格などの予測に基づく「前日制御」は、東京ガスの基本プランの300kWh超の電力量料金単価に、燃料費調整額と再エネ賦課金を加え、さらに10円/kWhを上乗せした単価とする。どちらも通常の太陽光発電の買い取り単価を含む金額だ。
対象の機器・契約と申し込み
対象メーカーはオムロンソーシアルソリューションズ、京セラ、長州産業。東京ガスとの電気の需給契約と、太陽光発電の電力受給契約などが必要となる。還元を受ける「おたすけコース」「おたすけコース(ライト)」は、原則として蓄電池の購入時に加入する。対象機種や設置・契約の条件はサービスサイトで確認できる。
制御と電気代をマイページで確認
加入者向けのマイページでは、制御の予定・履歴を確認できる。放電量や還元額の表示は対象コースの加入者向けで、電気代の削減効果の表示は東京ガスの電気を契約している人が対象となる。削減効果は、太陽光と蓄電池を導入しなかった場合と比較した試算値として示す。
東京ガスは、利用者が設定した停電用の残量を確保して制御すると案内している。家庭用蓄電池をまとめ、2027年4月から容量市場へ供給力を提供する準備も進めている。今回の買い取り・マイページの拡充は2026年11月のサービス変更となる。
編集:TERA WHAT編集部