原子力電源

美浜3号機、9月15日に並列へ 蒸気漏れ対策にめど

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ひとことで

関西電力は9月1日、美浜発電所3号機の定期検査工程を精査した結果、9月15日に並列する予定にしたと公表した。同機は5月8日に高圧タービンからの蒸気漏れを確認して原子炉を手動停止し、6月16日から第29回定期検査に入っていた。定格電気出力は82万6千kW、定格熱出力は244万kWである。

止まったきっかけは、5月8日に高圧タービンから確認された蒸気漏れである。関西電力は原子炉を手動停止し、6月16日から第29回定期検査を開始した。定期検査は現在も計画どおり進んでいるという。

蒸気漏れへの対応は3段構えだった。原因調査の結果を踏まえて上部車室閉止キャップを取り替え、ガイドラインの制定などの各種対策を進めたうえで、高温・高圧の蒸気や水が流れるすべての機器を対象に保全が適切に実施されていることを改めて確認した。これらの状況を踏まえ、原子炉起動に向けた準備を進めるとしている。

並列は、発電機を送電系統につないで発電を始める操作を指す。第29回定期検査の期間は2026年6月16日から10月上旬までを予定しており、9月15日の並列はその工程のなかに位置づけられる。9月15日に並列すれば、5月8日の手動停止からおよそ4か月あまりで発電を再開することになる。関西電力は引き続き安全を最優先に定期検査を着実に進めるとした。

美浜3号機は加圧水型軽水炉で、運転開始から40年を超えて運転する認可を受けている。関西電力は9月2日、美浜発電所の後継機に関する自主的な現地調査についての一部報道について「当社が発表したものではありません」と公表し、追加調査の実施や工程に大幅な変更がある場合は知らせるとしている。

関連する解説:運転期間原子力発電所の稼働状況

編集:TERA WHAT編集部

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