ひとことで
東京電力HDの2026年度第1四半期は、売上高1兆4,811億円、経常利益114億円だった。送配電の需給調整費用や小売の販売電力量減少などで、経常利益は前年同期から898億円減少した。
| 項目 | 2026年度1Q | 前年同期比 |
|---|---|---|
| 売上高 | 1兆4,811億円 | 560億円増 |
| 営業損益 | 342億円の赤字 | 989億円減 |
| 経常利益 | 114億円 | 898億円減 |
| 四半期純損益 | 97億円の赤字 | 8,478億円改善 |
送配電と小売の損益が悪化
送配電を担う東京電力パワーグリッドの経常損益は312億円の赤字で、前年同期の224億円の黒字から537億円悪化した。電力需給のずれを調整する費用の増加などが影響した。
小売を担う東京電力エナジーパートナーの経常損益は509億円の赤字で、前年同期から815億円悪化した。販売電力量の減少と電力調達費用の増加が主因。グループ全体の販売電力量は441億kWhで、前年同期の481億kWhから8.4%減った。
純損失は97億円、通期予想は未定
親会社株主に帰属する四半期純損益は97億円の赤字だった。前年同期は福島第一原発事故の賠償などに関する災害特別損失9,030億円を計上し、純損失は8,576億円だった。今期は同規模の特別損失がなく、純損失は8,478億円改善した。
2026年度通期の業績予想は、燃料価格や柏崎刈羽原子力発電所の再稼働時期などを見通せないとして未定を維持した。今後は販売電力量、卸電力調達費用、需給調整費用が決算へどう反映されるかが確認項目となる。
編集:TERA WHAT編集部