2026.06.29 燃料 / 脱炭素

東京ガス、LNGローリー輸送が累計1,000万トン 走行約2億km

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東京ガスがローリー車で出荷・輸送したLNGの累計量が、2026年2月に1,000万トンを超えた。日本が初めてLNGを輸入した翌年の1970年に、同社が国内初のローリー輸送を始めてから56年で到達した。

LNGローリーは、ガス導管が延びていない地域の都市ガス事業者や工場へ、液体の天然ガスをタンク車で運ぶ。東京ガスは約200台の供給体制を組み、年間を通して出荷している。累計走行距離は約2億kmで、地球約5,000周分に相当する。

2025年度の出荷量は約55万トンだった。東京ガスは、一般家庭の年間ガス使用量を300立方メートルとして換算すると、約150万世帯分に当たるとしている。2000年代に入ってからは、工場や業務用施設が重油などから天然ガスへ燃料を切り替えたことで、産業向けの輸送が増えた。

ローリー輸送は、導管を新設する前の需要開拓や、導管整備が難しい地域への供給にも使われる。受入先ではLNGを気化して都市ガスや工場のボイラー燃料として利用するため、出荷基地、輸送車、受入設備を一体で運用する必要がある。累計1,000万トンは、この導管外供給が長期間続いてきた規模を示す数字となる。