原油とLNGの値動きに差が出ている。北海ブレント原油は7月3日時点で1バレル72ドル前後まで下がった。一方、アジア向けLNGの参考指標であるJKMは7月2日時点で100万BTUあたり16.08ドルだった。1か月前より14.54%下がったものの、前年同時期を22.19%上回る。
資源エネルギー庁の資料によると、2024年度速報値で日本の発電電力量に占める天然ガスの割合は約32%だった。石油等の約7%より大きく、LNG価格の動きは日本の発電コストに表れやすい。
LNG価格の高止まりは、燃料費調整や卸電力市場の価格に時間差を伴って反映される。原油の供給不安が和らいでも、電力市場の燃料環境を判断するにはLNGを分けて見る必要がある。