7月3日の燃料市場では、北海産原油の指標となるブレント原油先物が1バレル72ドル台、北東アジア向けLNGの参考指標であるJKMが100万BTU当たり16ドル台で推移した。二つの価格は対象となる燃料、単位、受渡条件が異なるため、同じ値動きにはならない。
| 指標 | 価格 | 前日比 | 確認日 |
|---|---|---|---|
| ブレント原油先物 | 72.24ドル/バレル | 0.61%上昇 | 7月3日 |
| LNG JKM参考値 | 16.08ドル/MMBtu | 0.34%上昇 | 7月2日 |
ブレントはICEの9月限、JKMはTrading Economicsが掲載する市場参考値。取引時刻や限月が異なる。
JKMは、日本と韓国へ船で引き渡す北東アジア向けスポットLNGの価格指標である。Trading Economicsの掲載値は、JKMを追う店頭取引や差金決済取引に基づく参考値で、7月2日までの1か月では14.54%下落し、前年同日比では22.19%高かった。
ブレント原油先物は原油の将来受渡価格、JKMはLNGカーゴの北東アジア到着価格を表す。日本の電力会社が実際に支払うLNG価格には、原油価格に連動する長期契約、スポット契約、輸送時期、為替が反映される。このため、当日のJKMと電気料金の燃料費調整額は一致せず、数か月の時間差も生じる。
市況を比較する際は、価格の確認日、限月、受渡地域、通貨と単位をそろえる必要がある。今回の16.08ドルはTrading Economicsが示す参考データで、S&P Globalが公表する公式評価値とは異なる。