JA三井リースグループと大阪ガスは6月12日、両社が共同出資する須賀川蓄電所合同会社を通じ、福島県須賀川市で系統用蓄電池「須賀川蓄電所」の開発に着手したと発表した。定格出力は22MW、定格容量は95MWhとされている。
両社による系統用蓄電池事業への共同出資は今回が初めて。大型蓄電池を電力系統へ接続し、再エネ電力の余剰や不足に応じて充放電することで、系統安定化と再エネの有効活用に貢献する狙いだ。
事業では、JA三井リースグループが主に事業運営、資金、事業管理を担う。大阪ガスは電力トレーディングの知見を活かし、卸電力市場、需給調整市場、容量市場の3つの電力市場で取引を行う計画だ。
系統用蓄電池は、再エネの導入拡大に伴う変動を吸収する設備として、発電所に近い役割を持ち始めている。ガス会社やリース会社が市場運用まで含めて参入することで、蓄電池ビジネスは設備保有から電力市場運用へ重心を移しつつある。