2026.06.12 原子力 / 制度

福島第一3号機、使用済燃料プール冷却一次系を停止 建屋外漏えいは確認されず

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東京電力ホールディングスは6月12日の福島第一原子力発電所日報で、3号機使用済燃料プール循環冷却一次系のスキマサージタンク水位低下を確認したと公表した。水位低下を確認したのは6月11日午後11時30分で、6月12日午前0時47分に一次系ポンプを停止した。

東電によると、3号機廃棄物処理建屋床ドレンサンプポンプの運転頻度が増加しており、一次系の水が当該床サンプに流入した可能性がある。床サンプに流入した量と、一次系停止時のスキマサージタンクの水量が同程度であることも確認した。

現時点で確認可能な一次系設備と建屋外への漏えいは確認されておらず、使用済燃料プールの水位はオーバーフロー水位付近にあるとした。3号機は既に燃料取り出しが完了しているが、廃炉作業では冷却系や水処理系の小さな異常も継続的な監視対象になる。

福島第一の廃炉は、燃料取り出しや処理水放出のような大きな工程に目が向きやすい。ただ、日々の設備監視、ポンプ停止、漏えい確認、原因調査の積み重ねが、長期廃炉の安全性を支えている。続報では水位低下の原因と復旧時期を確認したい。