TBS NEWS DIGは6月7日、ホルムズ危機が続く中で、ナフサ不足が店頭の商品や包装、印刷などに影響していると報じた。記事では、原油タンカーが6月3日に鹿児島市の喜入基地へ到着したことにも触れつつ、店頭で色付きパッケージが減るなど、原油から精製されるナフサ不足の影響が身近に出ていると説明している。
政府は、ナフサ由来の石油化学製品について「国内在庫や代替調達で直ちに大きな影響はない」と説明している。ただ、価格上昇や納期の遅れが一部品目で広がっており、総量不足というより品目別・地域別の偏りが課題になっている。
一方、野党側は買い占めや売り惜しみに対して政府が直接介入する必要性を質した。これに対し高市首相は、企業にも在庫を持つ権利があり、国が強制的に在庫を吐き出させたり、企業名を公表したりする手段であってはいけないとの考えを示した。供給量、価格、在庫、優先順位をどこまで政府が調整するかが論点になっている。
政府は総量としての供給余力を説明している一方、現場では品目や地域ごとの偏りが問題になっている。ナフサ由来製品は包装、塗料、溶剤など用途が広いため、在庫と物流の情報が細かく出ないと不足感が続きやすい。