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原油の輸送経路を分散へ 政府、費用・保険を支える3法案を閣議決定

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ひとことで

政府は10月13日、原油などの輸送経路を増やす費用の支援、海上輸送の保険確保、JOGMECの支援業務拡充に関する3法案を閣議決定した。特定の海峡に輸送が集中するリスクを減らすため、費用支援と事業者の納付金を組み合わせる案。今国会に提出する予定だ。

原油等調達多角化法案では、調達先や輸送経路を分散する事業者の計画を国が認定し、JOGMECが交付金を出す仕組みを設ける。ホルムズ海峡の外側の港までパイプラインを使う費用や、遠い地域から船で運ぶ追加費用などの支援を想定している。

支援の財源には、指定石油製品を製造・輸入する業者から集める納付金を使う。対象はガソリン・ナフサ、灯油・ジェット燃料、軽油、重油。国内で販売・使用する量に応じて納付し、単価は国が定める案となっている。代替しにくい狭い水路を指定する仕組みで、ホルムズ海峡の指定を想定する。

原油等輸送保険法案は、外国政府などが外国保険会社による再保険の引受けを禁止し、原油などを運ぶための保険を結ぶ・続けることが難しくなる場合に備える。政府と国内損害保険会社が契約を結び、一定期間の損害や費用について国内保険会社の支払予定総額を超える部分を政府が支える案だ。

JOGMEC法改正法案では、原油・天然ガスの輸送事業、海外のバイオ等燃料製造事業、廃バッテリーなどの金属再生資源の製錬事業への出資・債務保証を支援業務に追加する。CO2を回収して地下に貯留するCCSについても、費用と炭素価格の差に着目した助成金の交付業務を加える。

今回公表されたのは閣議決定した法律案。経済産業省は、現在開会中の第222回国会に提出する予定としている。納付金単価などは法案が示す今後の指針・政令等の手続きで具体化する。

編集:TERA WHAT編集部

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