ひとことで
中国電力は8月26日、島根原子力発電所構内の放射線管理区域外で7月1日17時ごろ、安全対策工事に従事していた協力会社社員がパイプの運搬中にバランスを崩して転倒し、右足を負傷していたと公表した。7月7日の受診で右足首2か所の骨折と診断され、同日から8月19日まで入院した。中国電力が協力会社から報告を受けたのは8月24日で、発生から公表まで56日が経っていた。
中国電力は、8月24日に協力会社から報告を受け、事実関係を確認したうえで速やかに知らせたものだと説明した。負傷者は退院後も自宅療養を続けている。当該工事は放射線管理区域外の作業で、負傷者の被ばくと外部への放射能の影響はないとしている。
同社は「発電所構内の協力会社に対しては、引き続き、作業中に負傷等が発生した場合、速やかに報告するよう求めてまいります」とした。負傷者は当初、自宅で療養を続けていたが症状が改善せず、発生から6日後の7月7日に受診して骨折と診断されている。
島根原発では、2号機が8月18日に発電を再開し、9月16日の営業運転移行を目指して調整運転中である。3号機は新規制基準の審査を経て安全対策工事が続いており、今回の負傷はその安全対策工事に伴う作業中に起きた。原子力発電所の構内で起きた事象は、放射線に関わらないものでも立地地域への情報提供の対象になっており、報告の遅れは公表の遅れに直結する。
編集:TERA WHAT編集部