2026.06.28 電源 / 燃料 / 国際

三菱重工、ガスタービンに日米で1,000億円超 生産能力2倍へ

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三菱重工業は、大型ガスタービンの生産能力を2030年度に2024年度比で2倍へ引き上げる。日本経済新聞によると、投資額は日本と米国を合わせて1,000億円を超える。

増産するのは、LNGなどを燃料とするガス火力発電所の中核設備だ。タービン本体の製造設備を増やし、稼働後の点検や部品交換に使う保守部品の供給力も高める。発電所は長期間運転するため、受注増に合わせて保守の体制も広げる計画となる。

同社が2026年5月に公表した中期経営計画の進捗資料では、GTCC(ガスタービン・コンバインドサイクル発電)について、生産性向上と設備投資によって生産能力を3割増やす目途を付けたとしていた。標準化したJ形ガスタービンの製造工程へ自動化設備を入れ、工場の生産性を上げる方針も示している。

三菱重工の大型ガスタービンは、蒸気タービンと組み合わせた発電設備で発電効率64%以上を実現している。米国を中心にAIデータセンター向けの電源開発が増え、短い工期で大きな出力を確保できるガス火力の引き合いが強まっている。今回の投資は、この受注に製造と保守の両面で対応するものだ。