関西電力は6月11日、大飯発電所3号機の新燃料集合体を三菱原子燃料から輸送したと発表した。大飯3号機は加圧水型軽水炉で、定格電気出力は118万kW、定格熱出力は342.3万kWとされている。
輸送は6月10日6時に茨城県東海村の三菱原子燃料を出発し、6月11日6時20分に大飯発電所へ到着した。数量は新燃料集合体28体で、輸送容器14個に収納して陸上輸送された。輸送物の種類はA型核分裂性輸送物だった。
参考資料では、輸送容器はMFC-1型で、全長約5メートル、外径約1メートル、重量約4.2トンと説明されている。輸送物は原子力規制委員会により国の安全基準を満たすことが確認されており、車両の積付けや標識などの安全対策を講じたとしている。
原子力発電は再稼働や審査のニュースに注目が集まりやすいが、実際の運転を支えるには燃料の製造、輸送、受け入れ、保管までの一連の管理が欠かせない。大飯3号機のような大規模電源では、こうした燃料サイクルの実務が関西圏の供給力維持に直結する。