FNNプライムオンラインは6月9日、石川テレビの取材として、金沢市の食品スーパー「マルエー彦三店」でナフサショックへの対応が進んでいると伝えた。マルエーはコロナ禍の2020年以降、揚げ物などの総菜を個別にパック詰めしていたが、ナフサ由来のプラスチック製品が値上がりしたため、今月から全店舗で販売方法を変えた。
コロッケ、焼き鳥、エビフライなどの主力総菜は、客が備え付けの袋に自分で詰めるばら売り方式になった。店長は、販売方法の変更により価格転嫁する必要がなく、包装作業も減るため店側にも利点があると説明している。
買い物客からは、プラスチックごみが減る、自分の必要な量だけ買えるといった好意的な声も出ている。包装資材の価格上昇は、商品そのものの値上げに見えない形で売り場の運用を変え始めている。
ナフサは電力燃料そのものではないが、原油由来の素材として食品トレー、ポリ袋、包装材、接着剤、住宅設備まで広く使われる。生活コストへの影響は、電気代やガソリン代より細かい場所に出るため、売り方や自治体予算の変化として追う必要がある。