共同通信によると、ENEOSホールディングスの原油タンカー「エネオスエンデバー」が6月3日、鹿児島県沖に入り、日本に到着した。5月中旬にホルムズ海峡を通過しており、海峡通過後に日本へ戻ったケースとしては、出光興産の「出光丸」に続き2隻目となる。
タンカーはENEOS喜入基地に到着し、クウェート産とUAE産の原油を積んでいた。共同通信は、国内需要ほぼ1日分にあたる215万バレルを中東から運んだと伝えている。日テレNEWS NNNによると、日本人船員4人はいずれも健康状態に問題がないという。
この船は2月に中東で原油を積んだ後、ホルムズ海峡の事実上の封鎖で足止めされていた。5月14日に海峡を抜け、日本へ向かっていた。喜入基地に入った後、神奈川県横浜市の根岸製油所に向かう予定とされる。
タンカーの到着は、日本向け原油輸送が一部動いていることを示す一方、通常の調達ペースへ戻ったことまでは意味しない。航路、保険、港湾での受け入れ、代替調達の手配がそろうまで、原油在庫の管理は慎重な運用が続く。