01
レベニューキャップとは
送配電は地域独占の事業なので、競争による価格チェックが働きません。そこで、必要な投資・維持管理費・効率化目標を国が審査し、規制期間ごとに収入の上限(レベニューキャップ)を承認します。
02
申請から託送料金への反映まで
事業計画を提出
一般送配電事業者が、必要な投資・維持管理費・効率化目標などを示す
国が審査・承認
規制期間ごとに必要収入の上限を承認(電力・ガス取引監視等委員会が審査に関与)
第1規制期間:2023〜2027年度第2規制期間:2028年度〜
託送料金に反映
承認された収入上限が、託送料金の水準のもとになる
03
収入上限に含まれる考え方
設備投資
老朽設備の更新、再エネ接続、災害対応などの投資計画と費用を審査します。
効率化係数
事業者間比較などを使って効率化目標を設定し、必要収入の算定へ反映します。
実績の検証
投資量、停電時間、費用などの実績を確認し、必要に応じて収入上限を調整します。
04
規制期間の途中で収入上限を見直す
収入上限は5年間の規制期間ごとに承認しますが、物価や資材費、工事量が前提から動くこともあります。そのため、期間の途中でも収入の見通しを変更申請できます。これを期中調整と呼びます。
一般送配電事業者8社は2026年7月10日に期中調整を申請しました。電力・ガス取引監視等委員会の料金制度専門会合(第77回)は8月24日、申請額の計8,844億円を「妥当と認められるのではないか」と整理し、東京電力パワーグリッドを除く7社の変更承認に「異存はない」としました。第1規制期間の収入上限は、5か年で23兆4,886億円から24兆3,730億円へ増えます。
収入上限が上がると、その分は託送料金を通じて小売電気事業者へ請求され、最終的には電気料金に反映されます。
その後の手続きは、9月4日の8社の変更承認と11月からの託送料金、東京電力EPが発表した小売料金への反映方針で確認できます。収入上限の承認、託送料金の変更、小売料金への反映はそれぞれ別の手続きです。
05
審査資料と託送約款
料金制度専門会合(会議体の解説)
託送料金とレベニューキャップを審査している会議です。開催回の一覧と要点を見られます。
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電力・ガス取引監視等委員会「レベニューキャップ制度」
制度の公式説明と審査資料の入口です。
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料金制度専門会合(第77回)配布資料
8社が申請した期中調整の審査結果と、収入上限の変更額を確認できます。
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電力・ガス取引監視等委員会「託送供給等約款の変更認可」
第1規制期間の収入見通しと2024年度の料金変更を確認できます。
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用語集・解説記事一覧
市場や制度に関する他の用語の解説をまとめて見られます。
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