市場のしくみ

マルチプライスオークションとは

落札した人ごとに、それぞれ違う価格が適用される約定方式です。基本的に「自分が入札した価格」がそのまま支払い・受け取りの基礎になるため、Pay-as-bid(ペイ・アズ・ビッド)型とも呼ばれます。

更新日:2026.08.06

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マルチプライス方式とは

ひとことで言えば「落札者ごとに、自分が入れた価格で約定する方式」です。複数の案件が落札しても共通価格にはせず、案件ごとに約定価格が決まります。全落札者に同じ価格を適用するシングルプライス方式との違いは、この価格のそろえ方にあります。

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使われている場面

長期脱炭素電源オークション 代表的な使用例。案件ごとに投資条件や費用構造が大きく違うため、個別の価格を反映できるこの方式が使われます。 詳しく見る →
個別事情を反映できる 建設費や改修費が案件ごとに違っても、それぞれの費用に見合った価格で約定できます。
応札価格が契約価格になる 落札後の容量確保契約金額は、応札価格と契約容量を基に算定されます。
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シングルプライス方式との違い

 マルチプライス方式シングルプライス方式
約定価格落札者ごとに異なる全員に共通のひとつの価格
価格の基礎各自の入札価格(Pay-as-bid)需給曲線の交点で決まる市場価格
向いている場面案件ごとの条件差が大きい入札同質な商品を大量に取引する市場
主な使用例長期脱炭素電源オークションスポット市場、容量市場のメインオークション
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数字で見る価格の違い

必要量を200、各案件の入札量を100として、価格の低い順にAとBが落札する簡略例です。

案件入札価格落札結果マルチプライスシングルプライス
A8落札810
B10落札1010
C12非落札

マルチプライスではAとBに別々の価格を適用します。シングルプライスでは、最後に落札したBの価格10を落札者共通の価格とする想定です。実際の市場では上限価格や落札判定など、制度ごとの条件が加わります。

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OCCTOの約定方法