中長期取引市場

短期市場だけでは扱いにくい価格変動リスクをならす取引領域

定義

中長期取引市場は、単一の完成した市場名というより、数か月から数年先の電気を取引し、価格変動リスクや投資予見性を補うための取引領域として説明します。

相対契約、先渡市場、電力先物市場、ベースロード市場、PPAなどが、中長期の価格・数量リスク管理に関係します。

対象となる取引

対象には、現物受渡を前提にした先渡取引、金融的な差金決済を行う先物取引、発電事業者と需要家などが結ぶ長期契約、ベースロード市場の商品が含まれます。

短期市場との違い

スポット市場や時間前市場は、短期の需給や予測変化に対応する市場です。中長期取引は、燃料価格変動、需給ひっ迫、投資回収の不確実性をならす役割を持ちます。

制度整備の位置づけ

経産省の電力システム改革検証でも、中長期取引は短期市場や供給力確保策と並ぶ制度整備論点として扱われています。市場名ではなく、中長期取引を促進する仕組みとして位置づけられます。

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