関西電力は、御坊発電所1号機の廃止と3号機の休止予定を受け、火力発電用燃料タンクの運用下限を見直した。1号機は2026年6月30日に廃止済みで、3号機は予備電源制度の適用に伴い2027年3月31日に休止する予定だ。
運用下限は、燃料を運ぶ船の到着が遅れた場合にも発電を続けられるよう、タンクに残しておく量の基準を指す。資源エネルギー庁のガイドラインは、在庫運用の透明性を確保するため、発電事業者が考え方を公表するよう求めている。
| 基地 | 燃料 | 貯蔵容量 | 運用下限の考え方 |
|---|---|---|---|
| 舞鶴発電所 | 石炭 | 50万トン | 外航船1日分の遅延に備える |
| 堺LNG基地 | LNG | 56万kl | 外航船2日分の遅延に備える |
| 姫路LNG基地 | LNG | 52万kl | 外航船1日分の遅延に備える |
| 御坊発電所 | 石油 | 6万kl | 設定なし |
舞鶴発電所の石炭は1、2号機、堺LNG基地は堺港発電所1~5号機、姫路LNG基地は姫路第一5、6号機と姫路第二1~6号機で使う。御坊発電所の石油は、休止予定の3号機が対象となる。
舞鶴、堺、姫路は、各基地で燃料を最も多く使う日の消費量に、想定する遅延日数を掛けて下限を決める。御坊は3号機の休止後に通常運転するユニットがなくなるため、運用下限を設定しない。関西電力はタンクに残る石油を計画的に消費し、休止へ向けた対応を進める。