2026.06.10 原子力 / 制度

福島第一ALPS処理水、警報で放出自動停止 希釈用ポンプは稼働継続

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東京電力ホールディングスは6月10日、福島第一原子力発電所でALPS処理水の放出が自動停止したと発表した。同日午後4時17分、ALPS処理水測定・確認用タンクB群に貯水していた水の放出について、「サンプルタンクB群移送工程異常」警報が発生した。

東電は、現在現場状況を確認しており、状況が分かり次第知らせるとしている。発表時点では、希釈用の海水移送ポンプは稼働しており、ALPS処理水の希釈は継続していると説明している。

処理水放出は、設備の運転状態、測定・確認、異常時の停止判断が信頼性の前提になる。警報による自動停止そのものは安全側の動作だが、停止原因と復旧判断の説明は、国内外の理解を保つうえで重要になる。

福島第一原発をめぐる情報は、原子力政策全体への信頼にも影響する。放出再開の時期、異常警報の原因、処理水や希釈設備への影響の有無は、今後の続報で確認すべき点になる。