東京電力HDの6月14日の日報によると、福島第一原発でALPS処理水B群の希釈放出が6月13日17時04分に自動停止し、同日22時34分に再開した。警報は「移送工程異常」で、海水移送ポンプA、Bの吐出流量低下と緊急遮断弁の閉止を確認した。
東電は設備に異常がないことを確認したうえで放出を再開した。6月13日0時から14日0時までの放出実績は約350立方メートルで、17時04分から22時34分まで停止していた。海域モニタリング結果に有意な変動は確認されていないとしている。
同じ17時04分には5・6号機の使用済燃料プール冷却も一時停止した。5号機は17時44分、6号機は18時29分に冷却を再開しており、関連機器に異常は確認されなかった。現場周辺では雷雨が確認され、双葉線2回線の瞬間停止も発生していた。
処理水放出やプール冷却は、設備本体の安全管理に加えて外部電源の品質や気象条件にも影響を受ける。停止から再開までの確認手順が公表されたことで、廃炉作業の運用リスクを細かく追う材料になる。